普及した理由

普及した理由

魔性の魅力

なにがそこまでオンラインゲームにハマってしまうのかと、疑問に感じている今時の子供をもつ親達は思っているはず。特に50代以上の子供を持つ親からすればそんなにもインターネットに熱中する子供の気持ちが理解できない、なんて重いに苛まれることも頻繁にあると思う。筆者の父親もそうだ、インターネットなどというものに対して否定的な考え方だったが、数年前にいやいやながらもインターネットをやり始めるようになった。それというのも、インターネットを利用しなければ支障をきたすようなことが出てきてしまったからだという。オンラインゲームの例とは少し異なるが、結果的に利用することはとても便利なものであるということが良く分かったらしく、分からないなりに毎日何とかタブレットの液晶と睨めっこしている。

インターネットが情報ツールとして便利なものだという事が理解出来る人は多いはず、ただその一歩先となる世界へ足を踏み入れると分かるとおり、オンラインゲームともなればその魅力をトコトン理解できないという意見についても分かる。そもそもオンラインゲームとは一般的な解釈として考えても、『魔性の魅力』などという特徴を持っている、非常に依存性の高いものであるため、その楽しさをトコトン堪能したいと考えるようになってしまったが最後、依存症への第一歩をもれなく進行することになってしまうようだ。周りの空気に当てられて仕方なくということもあるかもしれないが、大体は自分の意思で始めたケースが大半を占めているはずなので、他人のせいにするのは簡単だが辞める時に自分の意思が自粛という方向へ傾くかは、その人次第だ。

見た目だけで判断するとしても、中国のオンラインゲーム市場が超大国張りの巨大な機構になっているのは理解してもらった。だがそれだけ大きくなっているということは、その分だけ問題となる点も山ほど存在していることを暗に示している。オンラインゲーム超大国としてその地位を世界規模で広げ続けている中国だが、国内ではその影響が良からぬ方向へと進行してしまっている。

規制の動きが盛んだった

しかし中国では今でこそ経済としての向きが非常に強くなったことで蔑ろにすることが出来なくなっているが、かつてはゲームに対して中国としては悲観的な見方をしていたという。それこそオンラインゲームが普及する前の話だと、その頃は日本で言うところのゲーム機本体とソフトを購入して、ゲームを楽しむことが主流だった。しかしそんな流れが学力を低下させている原因であるといわれていた時期があり、そのためかオンラインゲームが主力となって言ったわけだが、初めからそうした流れが決まっていたわけでもない。

中国ではオンラインゲームよりも前にコンシューマゲーム対応のテレビゲームが話題を集めていた時期もある。ただそれもメディアで学力が低下する原因であるとした批判が出たことで社会的にテレビゲームを糾弾するようになり、企業もそうした流れによって不買運動やデモといった被害を蒙らないようにするため、一気に発売そのものが自粛、または禁止とする動きが強くなる。こうした歴史を考えるとどうしてオンラインゲームが普及することになったのかと思うが、きっかけはインターネットだった。インターネットが中国でも普及し始めることによって、そこからオンラインゲームも同時期に需要が増していったといわれているが、そんなことが本当にあるのだろうか。

元々ゲームをしたいという願望があった?

中国でテレビゲームをすることで学力が低下するからやるべきではないと言われている、やはりここにオンラインゲームが爆発的に普及することになった遠因となるものがあると考えられる。今の今までゲームをすることは勉学の妨げになると考えられ、それをすることで将来にも影響を及ぼすと考えられている一方で、ゲームに対しての関心を違う方向で昇華させるような動きはなかったと見るべきだ。そのため、これまでゲームというものがしたいと思っても、一般大衆論として考えればゲームなどと社会の底辺に連なってしまうと考えられていたため、興味関心があっても無関心を装わなければならなかった。

そんな中国社会の、特に若年層にとって見ればインターネットを利用してのゲームは魅力的な遊び道具として見られるようになって行くまで時間を要さなかった。そういう意味で中国でも徐々にではあるが数字として、オンラインゲームをして遊んでいる人の数は増え続けていき、結果的に韓国以上のオンラインゲーム超大国としての地位を形成することに成功する。

これはやはり、今までテレビゲームをしたくても社会では認められていなかった遊戯だったことも有り、したくても出来ない人が大勢いたこと、インターネットの普及によってオンラインゲームという新しい遊び方が増えたことで、より多くの若者を呼び込むことに成功した。

また通常のコンシューマゲームではゲームだけでなく、遊ぶために必要なゲーム機本体を購入しなければならない。これがオンラインゲームとなれば、インターネットをするのに必要な機器を取り揃えなければならない等、コストという問題にも立ち会うことになる。パソコンはゲーム以外の使い方で購入している人が大半となっているため、環境動作などの問題を考える事無く、ゲームが出来る環境だけは迅速すぎるくらいにお膳立てされていたといえるかもしれない。元はゲームをやりたくても周りの重圧で出来ずにいたこともあって、インターネットを行うためのパソコンを使用することで、オンラインゲームという新しい娯楽を開拓してしまった人は、まさに軌跡の出会いを果たしたことになる。

インターネットカフェの普及も関係している

さらにオンラインゲームが中国で普及したきっかけを後押ししたのは、現在では日本でもあちこちに見られる『インターネットカフェ』の登場が関係している。中国でもこのインターネットカフェが登場したことにより、まだ家でパソコンを購入できていない人も気軽にオンラインゲームを楽しむことが出来る環境が出来上がり、学校帰りなどにインターネットカフェによってオンラインゲームをするという、そんな生活が普通になっていく。

中国でインターネットカフェが成功したのはそうした趣味を、家族に知られることなくオンラインゲームができるというところにあるだろう。自宅にいるとどうしても監視している親の目を盗んで、ゲームをする事など出来るはずもなかった。隠れ家として、自分の息抜きのために遊ぶ手段を手に入れたとして若者の中には毎日インターネットカフェに通っている人もいたと見られている。